お米騒動
米騒動と言っても、お米をばら撒かれた時の話である。
少し前までは我が家ではお米を米櫃(こめびつ)の中に入れて使っていた。
米櫃には「止める」と「出る」のレバーがあり、
「出る」の状態で「1」、「2」、「3」のレバーを押すと「ザーッ」とお米が出る仕組みだ。
ちなみに、1は1合、2は2合、3は3合のことである。
自分でいちいち計らなくて済むのでとても便利だ。
しかし、この米櫃の存在が私を困らせる原因でもあった。
長男は米櫃の扉を外し、次男は下の引き出しを開けようとするのだ。
ちなみに扉は、下の写真の丸で示したところを押すと外れる。
外した瞬間にバラバラ〜と、中のお米が流れ出て床に大量の米が落ちてしまう。
そして、長男は米櫃の中に手を突っ込み、米を豆まきのごとく床に投げ、床を米だらけにする。
叱っても、ニヤニヤしながら「ごめんなさい!」と言う。
全く反省していない。。。
取り敢えず開けられないように、扉にだけ取り外せないようテープを貼った。
が、直後に何も対策をしていないお米が出るレバーを押されてしまう。
「ザーッ!ザーッ!」とお米が出てくる音がする。
さらに長男は下の引き出しを開けて、豆まきをするように米を投げる。
最初は手でかき集めて捨てていたが、あまりにも時間がかかるので掃除機を活用することにした。
掃除機を取りに行って戻ると、次男がガタガタと何やら下の引き出しを開けようとしている。
写真はその時のイメージである。
その時は、この写真の床に大量にお米が散らばっていた。
それを見た長男はさらに面白がり、次男と一緒になって米櫃で遊び始めた。
次男が口の中に入れると困るので、急いで片付けてしまったが、とにかく悲惨だった。
お米を一刻も早く片付けるため、次男をお米がないところに遠ざけ掃除をした。
米櫃の中におもちゃを入れられた事もあった。
叱るとその時は辞めるのだが、また時間が経って忘れた頃に米櫃で遊び始める。
お米は勿体無いし、散らばって片付けは大変で本当に困っていた。
何かいい方法はないかと考える。
そこで、ひとまずテープを貼り付けることにした。
扉を外す事ができないようにテープで、がっちりと固定。
引き出しを開けたり、中におもちゃを投げ込むことができないように扉を何箇所もテープで貼り付けた。
数日間はお米を撒き散らかす事もなく、おもちゃを投げ込むことは無かった。
レバーは推せるので、時々「ザーッ!ザーッ!」とお米が落ちる音がするものの、下の引き出しを開けられないので、特に問題は無かった。
しかし、この作戦は失敗に終わる。
ある時、私が洗濯物を干して戻ってみると、なぜか床やドアにあちこちテープが貼り付けられている。
何だろうと思って、長男を見ると米櫃の扉が外れている!!!
そして、引き出しも開けられてお米が床に散らばっている。
まさかテープを剥がされるとは思っていなかった。
テープを剥がせるようになっているなんて…と、驚きつつも成長している事を実感した。
このままお米を散らかしておくわけにはいかないので、近くにいた次男を遠ざけてサッサと掃除機で吸い取った。
その後も何度かテープを貼るものの、すぐに取られてしまい、ついには米櫃の中のお米は無くなった。
米櫃の中にお米を入れると、結局散らかされて片付けが大変になるだけでなく、お米が勿体ない。
この際、思い切って米櫃で遊んでもいいように米櫃を使わないことにした。
ご飯を炊く時は、袋から米を自分で計量カップを使って計り取ることに。
すると・・・
袋に興味を持つ事もしばしばあるものの、米櫃と比べると面白くないようで、お米を無駄にすることも、お米をばら撒かれて余計な片付けをする事も無くなった!
このまま米櫃にお米を入れないでおくつもりだ。