冷えピタを剥がしてぐちゃぐちゃにする
長男と次男はごく稀に高熱を出す。
1日で下がる事が多かったが、夜中に急に熱を出した時は冷水で濡らしたハンカチをおでこにあてて冷やしたりしていた。
夜中に何度も起きてこまめにハンカチを冷やしておでこにあてるのは地味に大変だ。
でも、大変さよりも心配な気持ちが上回ってよく眠れず翌朝の病院に連れて行くまでは安心できない。
長男が2歳頃になってからは、子供用の冷えピタを使えるようになった。
だが、おでこに貼ると勝手に剥がされてしまう。
水で濡らしたハンカチも同じように手で払いのけられてしまう。
冷たくて違和感があるのがイヤなのだろう。
ペッタンとおでこに冷えピタを貼り付けようとすると物凄く泣いて嫌がられた。
使いたくない物を無理に貼り付けるわけにはいかない。
そもそも、剥がされてしまうのだから使う事が出来なかった。
そのため、ぐっすりと眠りについた時にこっそり冷水で濡らしたハンカチをおでこにあてていた。
しかし、頭を冷やせばラクになるものかと思っていた私はある事実を知る。
それは、太ももの付け根や脇の下など太い血管が通っている部分を冷やさなければあまり意味が無いと言うことだ。
しかも、手足が冷たい時はまだまだ熱が上がりきっていないので手足を温めなくてはいけない。
完全に熱が上がりきったときに冷やすのが良いとも聞いた。
2歳を過ぎて久々に長男が夜中に高熱を出した。
手足も熱く、熱を測ると40度近かった。
冷えピタを用意したが案の定、おでこに貼ると剥がしてぐちゃぐちゃにされた。
保冷剤を試そうと用意をした。
「つめた!つめた!(訳:冷たい!冷たい!)」と言って嫌がられるだろうなと身構えながら、保冷剤をタオルで包んで脇の下を冷やそうとした。
ちなみに、写真のようなどこにでもある小さめの保冷剤をタオルで包んだ。
すると、「こおり!こおり!」と長男は喜んで保冷剤を脇の下に挟んでくれた。
次の日の朝に病院へ行くと、嘔吐などの症状があったので胃腸風邪ではないかと言われたが、昼には何事もなかったかのように元気になっていた。
結局、高熱の時に使用する座薬や嘔吐が酷い時に使用する薬を使うことなく終わった。
数日後、次男も同じように夜中に40度近い熱を出した。
脇の下に保冷剤を挟んで寝かせて、次の日に病院を受診したらすぐに熱が下がり咳や鼻水が続いたものの元気になった。
今まで、
おでこを冷やせばラクになると思っていた。
だが、保冷剤を使って脇の下を冷やしてあげた方が長男も次男も夜中に泣いて起きることもなくしっかり眠れていた。
意外な事に、脇の下を冷やす事は抵抗無く受け入れてくれた。
今後も高い熱を出した時には保冷剤を使うなど様子を見て対処していきたい。
長男も次男も、具合が悪い事を言葉で上手に伝えられないので普段から様子を見て早めに気付いてあげられるようにしたいと思う。