こっそり食べられた味噌
いつものように、夕ご飯の準備をしていた時のこと。
「あれ!?しまってくれたんじゃないの!?」
と聞くと、今度こそ冷蔵庫を開けてしまってくれた。
しばらく夕飯の準備をしていると、
私の足に次男がしがみついてつかまり立ちをし始めた。
私が「危ないよ〜」と言って足元の次男を見ると、手がベトベトしている。
後ろを振り返ると、私の後ろで静かに味噌を食べている長男がいた。
手と口の周りが味噌でベトベトだ。
次男の口の周りにも味噌がくっついていた。
ここで1番気になるのは次男のアレルギーだった。
だが、味噌はすでに何度か離乳食の味付けに使っている事もあって大丈夫そうだ。
歩くと床がベトベトしていた。
あちこち床に味噌がついている事にも気付く。
あまりにも驚いて何も言えなかったが、
「おいし!おいし!」と長男が言う言葉を聞いてハッとした。
まずは、味噌を回収しなければいけない。
長男に「お母さんが片付けるからね!」と言って、ササっと味噌を届かない場所へ置いた。
それから、次男の手と口の周りを拭いた。
私は「手と口の周りを拭いてね!」と長男に言ってウエットティッシュを渡した。
長男は「きれー!きれー!」と言いながら、のんびりと手と口を拭いていた。
その間に私は大急ぎで床をふき取り、事なきを得た。
その後、
次男が体調を崩さないか心配だったが、味噌の量があまり減っていなかった事から、それほど食べていなかったようだ。
早い段階で気づけて本当に良かった。
原因は、冷蔵庫を閉めた音を聞いて味噌を冷蔵庫に入れたと思い、味噌を取り出した事に気付けなかった事だ。
まさか、私から見えない真後ろで2人で味噌を食べているとは思わなかった。
これからは、家事をしている最中も2人の行動をできるだけ確認して何かあった時にも早く気づけるようにしたい。