引き出しで指をはさむ
最近、次男は扉や引き出しが気になるようだ。
私が冷蔵庫を開けるとすぐにハイハイして近くまで来る。
次男は近くにやって来ると、中の物を全て出そうとする。
冷蔵庫やキッチンの扉や引き出しなどの中に入っているものにも興味があるようだった。
そのため、扉や引き出しから必要な物を出したらすぐに閉めないといけない。
だが、ついに次男は自分で引き出しを開けられるようになってしまった。
私が見ている時なら引き出しで指を挟まないようにおさえる事ができる。
しかし、見ていない時に引き出しを開けられて指を挟んで怪我をされたら困る。
そこで、砂糖や塩の袋など重たい物を引き出しに入れておくことにした。
これで、重たくなった引き出しを開けることはできないはずである。
しばらくは開ける事はなくなった。
しかし、ある日。
私がトイレから戻ろうとした時に事件は起きる。
「ギャーーーー、うぇーーーん」と次男の騒がしい声と泣き声が聞こえてきた。
急いで見にいくと、次男が指を挟んでしまっていた。
重たい引き出しを動かせないだろうと思っていたのだが、長男が開けてしまうことまでは想定していなかったのだ。
引き出しの中身を長男が出したようで、長男は塩の袋を持っていた。
長男の体重は13キロある。
「おも!おも!(訳 : 重い!重い!)」と言いながらも、1袋1キロ程度の砂糖や塩の袋くらい楽々と動かせてしまう。
中身がなくなって軽くなった引き出しを閉めたときに次男は指を挟んでしまったようだった。
そこで、対策を考える事にした。
最初は10キロの米を入れようかとも考えたが引き出しに入らないので、
テープで引き出しを固定して開けられないようにした。
私が思いっきり開けようとしても開かなかったので大丈夫そうだ。
長男も貼り付けたテープを剥がすことができなかったので、テープを剥がされる心配もない。
その後、何度も次男が体重をかけて開けようとしていた。
さすがに開かない事が分かったのか、開けようとすらしなくなった。
長男が何度か「あお!あお!」と言って青いテープを気にしていたが、
「そこの引き出しは開かないように固定してるんだよ」と教えたら特に気にしなくなった。
そして何よりも、次男が引き出しを開けて指を挟んでしまう危険がなくなって本当に良かった。
ようやく安心できる。
これから、次男は色々な扉や引き出しなどに興味を持つようになっていくと思うが、指を挟んだり転倒してしまわないように気をつけたいと思う。
また、私や長男が冷蔵庫の下の段などを開ける時には、つかまり立ちをした次男の指をうっかり挟んでしまわないように気をつけたい。