ティッシュをばら撒く
次男は何でもかんでも気になるものを口に入れて確かめようとする。
そのため、手の届く範囲の場所には小さな物や口に入れられて困る物は置かないように気をつけている。
長男にも「テーブルの上に必ず置いておいてね!」と、物を床に置かないように注意を促している。
それでも、ティッシュや紙をうっかり床に置いたままにしてしまう事がある。
だから、私もできる限り注意深く部屋の中を見るようにしている。
が、少しでもふと目を離すと・・・
ティッシュが散らばっている。
どうやら長男がテーブルの上からティッシュの箱を落としてしまったらしい。
そして、次男はティッシュの箱からティッシュを出して食べたようだった。
その後も何度か次男がティッシュを食べることがあった。
ティッシュを食べると言っても、パクパクと大量に食べるわけではない。
実際に食べた量はごくわずかである。
だが、口の中に入れて喉に詰まらせては困る。
今まで以上に注意深く長男と次男の行動を見ることにした。
すると、長男が次男にティシュの箱を
「はい、どうじょ!(訳:はい、どうぞ!)」と言いながら渡している場面に遭遇した。
いやいや、どうして次男にティッシュを渡すの!?
と思った。
ティッシュ箱はテーブルに置いてって言ったじゃん・・・。と言いたかったが、少し様子を見る事にした。
見ていると、次男がどんどんティッシュを出そうとしている姿を見て楽しんでいるようだった。
まさか、長男が次男にティッシュを手渡しするとは思わなかったのでビックリである。
このまま何度も、次男がティッシュを散らかしたり食べられるのは困る。
びりびりに破かれてあちこちに散らかったティッシュの片付け作業は地味に面倒である。
そこで、長男にティッシュをテーブルに置くように徹底させた。
以前は、床にティッシュ箱が落ちていると私がサッとテーブルの上に移動させていた。
しかし、ティッシュ箱が床に落ちているのを発見するたびに「ティッシュの箱をテーブルの上に置いてくれる~?」と、長男に頼むようにした。
「イヤ!イヤ!」と、拒否されるだろうな~・・・と思っていた。
だが、意外とすんなりティッシュ箱を片付けてくれるようになった。
長男もティッシュ箱の定位置はテーブルの上と理解したようである。
その後、
ティッシュを2、3枚ほどわざわざ次男に長男が手渡しているところを見かけたが、「ティッシュは使うときだけね」と、言った後は一度もやっていない。
私が見ている前で、わざとやっただけのようである。
長男もティッシュ箱をテーブルの上に必ず置くようになったので、次男がティッシュをばら撒いて食べたりする事はなくなった。
ひとまず安心である。
まだまだ長男と言葉で会話をする事は難しいが、だいぶ言葉は理解できているようだった。
言葉を話せないから分からないだろう、などと決め付けずに根気強く教えていきたい。