ファンヒーターを倒す
外が晴れていたので、ベランダに布団を干していた時のこと。
『ガタンッ』と隣の部屋から音が聞こえてきた。
そこまで大きな音でもなく、2人の楽しそうな声も聞こえてきた。
どうやら長男と次男がおもちゃで遊んでいるようだった。
ブロックなどのおもちゃでガタガタ音を立てて遊んでいるのはいつもの事だ。
次男の泣き声もなく、長男が呼びに来る事もなかったため、後で様子を見に行く事にした。
布団を干し終えて、長男と次男の様子を見に行こうとした時、
「ママー!みず!みず!やっちゃった!」
と、長男が隣の部屋を指差しながら私のところへ報告しに来た。
「どこに水をこぼしたの〜?」と聞いて、長男の後をついて行く。
すると、
電気ファンヒーターが倒れて水がこぼれていた。
以前は『まったく…何やってるの…』と思うこともあったが、慣れてきたのかあまり驚かなかった。
「ここ!ここ!」と言って教えてくれる長男に、
「教えてくれてありがとう!たしかに水が溢れてるね…」と言葉を返した。
コンセントを差していなかったので、電源は入っていなかった。
近くでは次男がこぼれた水で遊んでいた。
とりあえずファンヒーターを起こして、畳を拭くことにした。
畳がどんどん水を吸ってしまうので急いで拭き取る。
すると、次男がつかまり立ちをしてグラグラと電気ファンヒーターを揺らしていた。
どうやら、次男がつかまり立ちをして倒したようだった。
9ヶ月の次男はまだ言葉を話せないので、
私に報告しに来てくれた長男には感謝だ。
あらかじめスイッチを押されても電源が入らないようコンセントを抜いていた。
だが、倒して水をこぼされてしまう事までは考えてもいなかった。
そこで、使わない時は壁に寄せておいて加湿機能を使う時だけ水を入れる事にした。
これで、水をこぼされる事はない。
が、手前に倒れて下敷きになったら危ないので使わない時は押入れにしまう事にした。
片付けてからは、水をこぼされたり倒れる心配をしないで済むので気が楽になった。
使う時だけ、次男が近づかないように気をつけていれば良いので特に問題もない。
長男や次男は色々と興味を持って行動するので、なかなか予測ができない。
余計なものをなるべく置かないようにしていきたいと強く思った。