ベランダから聞こえる叫び声
朝、ゴミ出しをしに行って家に戻った時のこと。
玄関のすぐ近くにゴミ置場があるので、いつも30秒ほどでゴミ出しは終わる。
しかし、その日はカラスが2羽いてゴミを漁っていた。
散乱したゴミを片付けてからゴミ出しをしたので少し時間がかかってしまった。
急いで家に帰ると、長男は「おかえりー!」と言って出迎えてくれた。
だけど、次男の姿が見当たらなかった。
次男の名前を呼びながら、隣の部屋を見てみるが次男の姿はない。
長男に聞いてみたが、「どこ〜?どこ〜?」と、私の真似をするだけだった。
リビングの方へ行くと、
「キャーー!うーわぁーーー!」と、よく分からない次男の叫び声がベランダの方から聞こえた。
急いでベランダへ向かうと窓が開いていた。
そして、
ニコニコしながら叫んでいる次男がいた。
「えぇ〜!?いつの間にベランダに出たの!?」
と言うと、次男は
「ぱっ!!!」と言いながら、パイプの裏側に回って隠れたり、出てきたりを繰り返し始めた。
いないいないばぁをしているようだった。
ちなみに、次男はいないいないばぁのことを「ばーばー!ぱっ!」と言う。
少し外に出て、気が済んだようだったので
家の中へと次男を連れて行った。
手と足を見ると真っ黒だった。
このままでは家の中が汚れてしまうので、お風呂場で手と足を洗った。
次男はシャワーの音に驚いていて、泣きそうになったものの、無事に綺麗になったので安心だ。
網戸を自分で開けて次男はベランダに出てしまったようだった。
私が窓を換気するために開けて網戸の状態にしたままにしていたことが原因だ。
まさか、次男が網戸を開けられるようになっているとは思いもしなかったのでビックリだ。
見ていない間にベランダに出て、柵をよじ登られると危ない。
そこで、短い間であっても目を離すときには鍵をしっかり閉めることにした。
鍵を閉めておけば、出ようとしても窓を開けることはできない。
ベランダへ出られることもないので安心だ。
今回は怪我をせずに済んで良かったが、
これからはほんのわずかな時間であっても窓を開けたままにせず、きちんと閉めたことを確認してから離れるようにしたい。
また、目を離すときには高い位置の小窓のみで換気するように気をつけていきたい。